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プロフィール

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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ピンク・スバル



PINK SUBARU
日本、イタリア
2010

小川和也 監督
アクラム・テラウィ、小川和也 脚本

アクラム・テラウィ、、、ズベイル(レストランのコック)
ラナ・ズレイク、、、アイシャ(ズベイルの妹、結婚を控えている)
ジュリアーナ・メッティーニ
ダン・トレーン
ニダル・バダルネ
ミカエル・ヤナイ
サルワ・ナッカラ


タイベ(パレスチナとの境界線沿いの街)から自分の盗まれた車を探してあちこちを行き来するロードムービーとも謂えるか。
20年間仕事で稼いだ金でメタリック・ブラックのスバル・レガシィを購入しその夜知人を呼んでパーティ~食事会を催し、大いに盛り上がるが、翌日何と車が盗まれているのだ(笑。それはショックである。だがそうしたことが多発している地帯であれば、それなりの防衛策を打っていないというのも何とも杜撰である。保険も買った曜日の関係でまだ入っていなかったというし。
主人公は泣いたり騒いだり取り乱し、妹の結婚までには、車を探し出したいとあちこち聴きに回るのだが、、、
警察には盗難届は出さないのか、、、機能していないのか、、、誰も警察など口にする者はいない。
自分たちで探すと言っても、、、するとその道の専門家と言うか自らもそれで食ってるため事情に詳しい人物などに頼ったりもする。だが、金だけとって役には立たない。実際探している感じもなかった。カモにされるだけか。



何と言っても御国事情が凄い。この境界地区(というよりパレスチナ)には、まともなディーラーの数が足りず、車を持ちたいというなら盗むしかないとか、、、。盗んでバラシて組み立てて売り渡すことが産業化しているらしい。それで需給のバランスを保つとは、何たる状況、、、。
では、ズベイルみたいに生真面目に働いて漸く夢のスバルを買った者は堪ったもんではないだろう。
このスバル(富士重工)であるが、イスラエルをマーケットにした(輸出した)のは日本自動車企業では先駆けで、一時期は車と言えば「スバル」であったらしい。スバルを持てたら、いっちょ前であったという。
他のメーカーは中東の方がマーケットが大きいということで皆そっちで頑張っていた模様。今ではイスラエルにはどのメーカーも進出しているらしいが。

その道の業界のカリスマ的存在の「スバルの母」などと言うのが出てきたり、スバルが恋しくて魘されるズベイルのイメージ~悪夢か?の中ではスバルの精みたいなのが出てきたり、わざとらしく妙に浮きまくる日本人が出てきたりするなか、政治性も宗教性も微塵も観られない凡そ彼らの日常とはかけ離れた感じのハチャメチャな流れで最後まで行く。
妹の結婚の日までには、見つけるという主人公の決意~目標もあり、「結婚式まであと何日」が出るのは、面白いが。
(結婚自体も危ぶまれるところにくると笑えなくはないが)。



コメディにせよ、リアリティが感じられない分、嘘くささが充満してきて、入り込んで笑えない。
人物像もらしくないのだ。まるで日本人みたいな人物造形に思える。そういえば効果音も微妙であった。
特に日本人は、役者であろうか、それとも美術さんとかに急遽頼んでおっつけ刃でやってもらった人なのか、噺をペラペラにチープ化するのに貢献している。
日本人が出ていなければ、向こうの役者の演技はしっかりしていた為、コメディロームービーとしてそれなりに成り立ったと思うが、、、。
最後に主要登場人物がほとんどスバルの母のところに集まり、犯人も分かり、レガシィもピンク色に塗られてはいたがみつかり、という無理やり感ある大団円に持ってゆくが、ここでも日本人の関りが妙ちきりんで話が浮いていた。
寿司とかラーメンとか日本語の歌「ケセラセラ」とか着物とかも出していたが、最後のエンドロールでは歌が「昴」(谷村新司)である、いくらスバルだからって、ちょっとそれは無いだろう、、、で終わり。



向こうの役者がよかったこともあり、いらん所を削り作り直せば、それなりのものは出来たろうな、と思わせる映画であった。
原案と言うか着眼点は良いと思うので、、、。



AmazonPrimeにて












デス・レター 呪いの手紙



KONVERT/THE ENVELOPE
2017
ロシア

ウラジミール・マルコフ監督
イリヤ・クーリコフ脚本

ユリア・ペレシルド、、、マリーナ・オザリナ(刑事)
イゴール・リゼンゲヴィッチ、、、イゴール(建設会社の運転手)
オルガ・メディニッヒ、、、ダリア・アニクシナ(封筒を受け取る婦人)


「封筒」
邦題が随分、映画の足を引っ張っている。
決しておバカ映画ではない。
静謐に淡々と展開し、地味に細やかに張られた伏線を丁寧に回収して行く。
大変律儀な作品。
恐らく多くの人が邦題で、見くびるとおもうので、一言だけ念のため。



罪を犯した人間が配達する運命となる封筒。巻き込まれとは違い、その男に狙いを定めて運ばせることになっていた。
車に乗せた重役が、急に意味不明な過去に起きた、人の手紙を開けてしまったことが禍いして疫病が流行り多くの人が死に、それを齎した罪人は手紙を届ける使命を負わされたという話を別人のような表情で喋るのだ。そしてパーティのチケットを急に行けなくなったからといって彼に手渡す。この時は普通の顔で。そのチケットはしまい、封筒は出来れば何処かに始末したいと思いながら持っている。
その封筒を様々な困難を潜り~すんなりとは届けられず、あちこち怖い人を巡りながら、、、手渡すことになるのだ。
(すべてはお前次第、とか言われて、、、何というか贖罪ゲームみたい)。

主人公のイゴールは、携帯の脇見運転で夜中に迷子になって道に佇む女の子を轢き逃げしていた。
これは飛んでもない重罪である。一時間ほど生きていたにも関わらず放置されて死んだらしい。
その犯人を捜査している女性刑事とイゴールはひょんな一件で出逢う。
このイゴールいい加減な奴で、間違って会社に届いていた封筒を近くの住所に届けておいてと頼まれたのにやる気もなく、やっと持って行ったところが、何と封筒の宛名の住所が違う場所になっていて、老婆にちゃんと持っていけば古くて高価な金貨をくれると言われたが、コーヒーショップで他人のバッグにそれを放り込んでしまったため喧嘩になり、警察に突き出されその女性刑事マリーナの厄介になることに、、、。封筒を開けてみるような真似は絶対にするなと老婆に釘を刺されていたにも拘らず、開けようとして恐ろしい目に遭ったりもする。面倒な奴である。



マリーナはその封筒に怪しいものを感じ、イゴールと共に封筒を渡すことに手を貸す。
この女性刑事も巻き込まれとはいえず、最後に関わる意味があった事がきっちり分かる(すでに犯人と遭ってもいるし)。
ここに(ここに生じる関係性に)偶然はない。
二人で封筒を持って届けにゆくが、そこで更に次の本当の場所を示される。
つまり封筒をもって、次々に違う「場所」に移動して行くことになる。
打ち捨てられたアパートがその住所となっていた時は、人はいないと思って入ってゆくと、その宛名の女性の夫がいて、その娘の住所を示されたり。そこにもう一度戻ると、部屋自体が抜け落ちていて、先ほどの空間も老人も存在しない。ここでは存在しないのだ。
これは、頻繁に二人がそれぞれ平行宇宙に移動しているためであろう。
イゴールがその夫と話している間、下で携帯で仕事の話をしていたマリーナにとって時間が全く進んでいなかったことからも分かる。



車で夜の街を走っている途上事故に遭い、エアバッグの作動したイゴールは助かったがマリーナは死んでしまった。
ここまで来ると彼も真剣である。
封筒は何が何でも当人に渡すと言いう強い意志で突き止めていた住所に持ってゆく。
そこには宛名の女性がいた。
彼女は、配達人が手紙を持ってくることを知っていたが、今はそれを受け取ることは出来ないと拒絶する。
無理やり渡そうとする彼の脇腹を鋭い鋏で刺し、彼女は自らが主宰する慈善パーティに出席する。
イゴールも彼女を見たときに直ぐに重役の紹介してくれたパーティであることをその写真から気づいていた。
血まみれの彼がスピーチ中の彼女に迫り手渡そうとしもみ合う中、二人は別の部屋になだれ込む。

そこは、最初封筒をもって老婆に遭った部屋であった。
金貨をくれた老婆と彼女が彼女らの契約や魂について話をしている。
イゴールが現れると老婆は険しい顔で彼女にそれを手渡せと命じた。
渡された夫人ダリア・アニクシナは、見る見る老化し、、、恐らくミイラみたいになって果てたはず。
その瞬間、イゴールは金貨を受け取っており、夜の街を携帯を見ながらベンツを走らせていた。
すると闇の中、目前に少女の姿が、、、だがここで彼はすれすれによけて止まり、彼女を保護して警察を呼んだ。
彼女は母と逸れて道に迷ったという。
パトカーが駆け付け、降りて来たのは、マリーナであった。
彼が名前で呼ぶと、前に逢った事あるかしら、と言い残して少女を連れて去っていった。
イゴールはそれを微笑みながら見守る。



配達人を何とか全うしたことで、彼は金貨を貰い、罪の償いというより、罪を犯さぬ平行世界にスリップしたのだ。
これが彼にとってベストに決まっている。
彼は晴れ晴れした顔である。当たり前だが。
彼が運命を変えたことで、マリーナも元気に生きている(彼の記憶は全くないが)。


老婆とダリア・アニクシナとの契約内容が何であったのか、、、
アニクシナはうんと長生きしたようでこの世界で大成したようだが。
夫や娘はみな死んでいる。


なかなか良く出来た映画であった。
ウクライナに侵攻しない世界の映画を今度作ってみては、、、。


AmazonPrimeにて












リトル・ショップ・オブ・ホラーズ



The Little Shop of Horrors
1960
アメリカ

ロジャー・コーマン、チャールズ・B・グリフィス、メル・ウェルズ監督
チャールズ・B・グリフィス、ロジャー・コーマン脚本

ジョナサン・ヘイズ、、、シーモア・クレルボーン (花屋の店員)
ジャッキー・ジョセフ、、、オードリー・フルクアード (花屋の店員)
メル・ウェルズ、、、グラヴィス・マシュニク (花屋の店長)
ディック・ミラー、、、バーソン・フォーチ (花を食べる客)
マートル・ヴェイル、、、ウィニフレッド・クレルボーン (シーモアの母)
ジャック・ニコルソン、、、ウィルバー・フォース (マゾの患者)


”The Little Shop of Horrors”と原題にもあるが、この映画で怖がることは出来ない。
ドリフのコントを見て怖がれるような感性の人なら別だが。
ブラックコメディには違いなく、話~セリフよりも動きにギャグ要素が強く、ドリフターズなどを見て来た我々の感性によく馴染む。
とてもテンポが良く面白いのだが、腹を抱えて笑う可笑しさではなく、ピタゴラスウィッチが上手く連動して行くのを見る快感に近い。
そういった点でうまくできていて愉しめるのだが、根本的にナンセンスの極みであり、話の内容などどうでもよいもの(笑。



花屋のおまぬけな店員シーモアが、日本人の園芸家からもらったという変な植物を育て始めてから、引くに引けない事態に巻き込まれてゆく。その植物は、食虫植物ならぬ肉食植物で、毎晩腹が減った早く食わせろ~と言って人を食いたがる(おまけに口も利く)。
まず普通は、死体安置所あたりから何とか盗むしか手はないだろうが(これもまず難しいが)、毎回旨い具合に人が死体となって向こうから転がり込んで来るのだ。荒唐無稽だが死体がシーモアの手に入るとこちらもホッとしてしまう(笑。

そんなレベルのゲーム感覚で楽しめる映画であり、そういった括りで見るとなかなか良く出来た作品だ。
似たようなものもあると言えばあるが、その徹底度で言えばこの映画の比ではない。
食べた人間の顔が花となって咲くので、捜査している警察には分かりやすくて都合が良い。
ただし、食べさせた人間がそれを管理し育てているシーモアであることから彼が殺人の容疑者とされるのは無理もない。
実際彼が直接殺していないにせよ死体は彼が運んできて食べさせているのだ。
犯罪であるには違いない。ともかくご都合主義の極致で死体が転がり込んで来る。
花にとっては実に毎晩都合が良い。



グラヴィスに嘘をつき、日本のカブトムシを100匹食べさせたから大きくなったとか言っていたが、誤魔化しは利かなくなる。
この可愛げのない植物がギャング張りの声で腹が減った早く食わせろ~などと夜になると吠え出すのだから、店長がまず気づく。
この変な植物「オードリージュニア」(シーモアが名づける)は人を食う度びに驚異的に成長する。
オードリージュニアのお陰で店は人気店となりそこそこ儲けも出てくる。
女子高生にも人気が出て文化祭用に大量に花が注文される、、、など客は爆発的に増えたが、人殺しで辛うじて持っている状態である。シーモアと店長のグラヴィスは穏やかではない。とは言え呑気であるが。
シーモアは、思いを寄せるオードリーともこの変な花を介してデートする仲になったが、この花が太い声で「腹が減った。飯が食いてぇ。何か食わせろ。」と愛の告白中に吠えたため、距離を置かれてしまう。オードリーはまさか変な花が喋るなどと考えられないのだ。
(普通そうだ。このちゃらんぽらんでおまぬけなシーモアはホントは自分のことを愛してないと受け取ってしまったのだ)。
店長もついに金目当てに押し入ってきた強盗に金は花の中にあると言って強盗を喰わせてしまっている。
同罪になってしまって彼も混乱し、シーモアにこの花の件でトロフィーをもらったら始末しろと命令するが、、、。



もう終盤は警察とシーモアの舞台の上での追いかけっこという感じで容易にドリフのそれと重なってしまった。
小細工、小技も利いていた(笑。
ともかく流れを面白おかしく魅せることがテーマの映画である。
この映画を元に舞台劇がヒットしたそうだが、目に浮かぶようだ。
小道具、大道具も如何にも舞台に活きそうなものであるし。
歯医者のシーンが何故必要なのか今一つ分からないが、ジャック・ニコルソンには大いに驚いた(笑。



何かと日本の~が言われていたが変わったものは日本からくるという感覚でもあるのか。
とても変わったシーモアの母も漢方薬をスープに入れて飲んでいた。
最後はシーモア自身が花の中に自ら入り、喰われて彼も花になり「殺すつもりじゃなかった」と言って終わり(笑。

御あとがよろしいようで、、、小噺という感じである。
これはこれでとてもよくまとまった作品であった。
観て損はない。



AmazonPrimeにて












幽霊の館



INVISIBLE GHOST
1941
アメリカ

ジョセフ・H・ルイス監督
ヘレン・マーティン、アル・マーティン脚本

ベラ・ルゴシ、、、ケスラー(邸宅の主)
ポリー・アン・ヤング、、、ヴァージニア(ケスラーの娘)
ジョン・マクガイア、、、ディクソン(双子の兄弟ポール、ラルフ)
クラレンス・ミューズ、、、エバンス(使用人)
テリー・ウォーカー、、、セシル(メイド)
ベティ・カンプソン、、、ケスラーの妻


愛人と出てゆき途中事故に遭って記憶喪失となった妻が庭師ジュールズに匿われて密かに生きていた。
妻はかつての自分の邸宅には戻れないという。
そこにいる主人チャールズ・ケスラーは手当たり次第人を殺すから恐ろしくて戻れないと言うのだ。
確かに最初から堂々とボ~ッとして人を殺している。
しかし妻も変だ。主人が人を殺しだしたのは、妻の失踪後である(まずは運転手を殺しているようだ)。
夫は妻の幻を~実際彼女が窓から中を見に来るのだが~見るとその一時だけ殺人鬼となる。
自動でスウィッチが入るのだ。自分でもそうなった間の記憶はない。
普段は使用人やメイドにも優しい、いい人である。地域にも貢献している名士である。警察にも信頼が篤い。
でなければ、同じ家で何度も殺人事件が起きて家人が何も疑われないというのも不思議だ。

この映画は最初から見る者に全てを晒す形式の作品であるが、その分登場人物たちは何も知らず、それでこちらがハラハラする展開で愉しませようというものである。
ベラ・ルゴシの妻の姿を見て豹変する演技に掛かって来るところである。
顔~表情で魅せる人であるが、充分に穏やかな怪しさと捉えどころのない狂気が活き活きと演じ分けられていた。
光と一階から二階へのカメラワークなど演出にも工夫が凝らされている。



終盤、食べ物を持ってきてくれる庭師が殺されてしまったため、自宅に忍び込み冷蔵庫から食べ物を盗んで食べるようになって、警察に保護されることになったが、ここで家人と刑事の前で生の妻を見てケスラーが変貌するする姿を見せてしまい、あなたが犯人なのね、と皆でびっくりする。
それまでは、刑事も家人も黒人の使用人を思いっきり疑っていたのだが。

こちらが神の視座で全てを見渡しながら、登場人物たちがどう動くかいつ気づくかを見守るタイプの映画が最近少なくなってきた感もあり、新鮮な感じがした。
最近はこちらも主人公同様先が見えない立場であったり、ミスリードさせられ見事欺かれたりが多かったものだ。

やっと出てきた奥さんと主人の実際の対話~対決?が見たかったのだが、、、。
何であっさり奥さんは死んでしまったのか。
それと同時に何で夫は素面に戻ったのか。
その辺が分かるようで分からない。
娘の婚約者ラルフが元恋人セシル殺しの冤罪で死刑になった直ぐ次のシーンで双子の兄ポールとしてスカッと登場というのも実に鮮やかで爽やかなものであった。新鮮ですらある。
ヴァージニア役の女優も透明感があり好演であった。



ついこの間、エド・ウッドの映画でとんでもない役を引き受けたベラ・ルゴシを見たばかりであったが、これはドラキュラともそう変わらぬ彼らしい役だと思う。
二次大戦が始まったときに、こういう趣味丸出し映画を平気で作ってしまうところ、ある意味、アメリカの凄さであろうか。


AmazonPrimeにて









アーカイヴ



Archive
2020
アメリカ

ギャヴィン・ロザリー 監督・脚本

テオ・ジェームズ、、、ジョージ・アルモア(人工知能の開発者。
ステイシー・マーティン 、、、ジュールス・アルモア(ジョージの妻)、J3、J2の声
ローナ・ミトラ、、、シモーヌ(ジョージの上司)
ピーター・フェルディナンド、、、ミスター・タッグ()
リチャード・グローヴァー、、、メルヴィン(シンクレアの部下)
ハンス・ピーターソン、、、エルソン
トビー・ジョーンズ、、、ヴィンセント・シンクレア(アーカイヴ社の幹部)


日本の山梨の山奥の研究所が舞台。
なかなかの質感(カメラワークや構図も切れてる)で、本格SFの風格が窺える。
何処となく日本だからか、ブレードランナーのサイバーパンク的なテイストも感じるではないか。
しかしロボットJ1とJ2の余りにも手抜きな形体に対し、J3の異常な出来具合、何なんだこの差別、、、という前に奥さんと車で走行中の事故で彼女が死亡し、彼女の意識がアーカイブされ、100日程の交信ができる猶予期間でこれらを作っちゃったのかい、、、当初3年契約の間に、3体AIロボットを作るように会社から言われてたようだが、、、。まずその急ピッチ振りに違和感を覚えつつも観てゆくことに、、、。



ちょっと不憫な出来のAIロボットJ1,J2と開発を進め、飛躍的な結果を示すJ3まで行くが、アーカイブに不正アクセスし妻の意識データをダウンロードをして妻の再生を図らんとする科学者と言えば余りに既視感ありすぎであるが、そこはそれ、なかなか見せてくれる展開~流れに持ってゆく。絵もよいし。
しきりに回想も絡み主人公と奥さんとの関係その葛藤なども分かってくる。
間に山梨(ロケ地は実際どこなのか、山や木が日本らしくない)の深い山奥の俯瞰が枕詞風に挿入される。
日本だね~と言わせたいのか。日本語の漢字・カタカナ表記やアナウンスも断続的にあり、、、怪しいレストランもあり、、、
確かに攻殻機動隊にインスパイヤされたというのも頷ける。

ただ、違和感はずっと続く。
そのロボットが余りに早く出来過ぎだろう、、、
つまり奥さんとの交信期間内に何とか優れたAI枠を作っておかないとというのは分かるが、、、。、
だったら運動機能は後にしても、、、とかいらぬことをいろいろ考えてしまうのだが。
J2は人間としての発達段階で15歳くらいを狙ったとしたなら完璧というべきである。
外観を抜きに言えば、その点においてJ3と同等ではないか。

上司や送られてきた者たち、アーカイヴ社の幹部など外部の人間が、高圧的に威嚇してきたり、監視されているとか違反に対し法的手段をとるなどの警告をしてくる割に、かなりずぼらでずさんな研究所管理をしていて、一向に入り込まれて邪魔されたりいざこざが起こるわけでもない。J2が嫉妬で邪魔するくらい。
こちらからの監視システムもほぼないに等しくセキュリティシステムが弱すぎる気がするし、よくこのような研究開発が秘密裏に行えたものだという、、、何とも言えない違和感は絶えず引っかかる。



このJ3のフィギュアはかなり良く出来ていると思う。
これだけ高度なAIなら、不公平にも気づくだろう。J2は自分の不遇に絶望し入水自殺を図る。
少しづつ経緯も分かり何とも言えないもやもやも感じつつ、とうとう怒ったアーカイブ社が武装して押し寄せてきて扉が次々に破られてゆくその間に、最後の意識データをJ3に送り、完全な形で妻の再現を果たさんとする。
その直後、最後の扉が開けられるが、何者も飛び込んでくるわけではなかった。
モニタに映った大挙してやってきたはずの者たちはどうしたのか。
するとJ3のデータ移植完全体がはっきり目覚める。まさに妻の再来である。
と思ったその時、またアーカイブの交信機が鳴る。
受話器を取ると妻と生まれて来た子供が彼に永遠のさよならを言うのだ。これが最後の交信よと言って切れる。
契約通りに、、、。、何なんだ、、、、

わたしは正直、ここまで知らなかった.
死んでたのはジョージの方なのね。
そうと分かれば、それまでの引っ掛かりがすんなり納得できる。
じゃあ、ジョージはアーカイブされた後にこんなに忙しない悪夢に悩まされ続けていたのね、罪悪感とタイムリミットにも急き立てられ、と気の毒にもなってくる。  

こんな悪夢から解かれ、どうか成仏してくれ、と言いたい。
最後が分かってしまうと、もう二度と見る気にはなれないが、一度は見て損はない作品だ。
終わりから逆算して作ったんだろうね。



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グレンとグレンダ



Glen or Glenda
1953年
アメリカ

エド・ウッド 監督・脚本


ダニエル・デイヴィス (エド・ウッドの別名)、、、グレン/グレンダ
ベラ・ルゴシ 、、、科学者/人形使い
ティム・ファレル 、、、オルトン博士
ライル・タルボット 、、、ウォーレン警部
ドロレス・フラー 、、、バーバラ
チャールズ・クラフツ 、、、ジョニー
キャプテン・デ・ギータ 、、、悪魔/グレンの父親
トミー・ヘインズ 、、、アラン/アン


エド・ウッドのデビュー作、と聞いてちょっと怖さを覚えるが勇気を出して観てみた。
何というか、テーマがLGBT問題の先取りかと思わせる感じであったのだが、、、
確かにその側面はあり、まだ法律で罰せられる時期に凄い問題意識を向けたことに驚きすら覚えたのだが、、、
(彼はマイノリティに対する目や問題意識もありそれを世に問うという、ちょっと尊敬の念すら持ち掛けてしまったのだが)。
やけに服装倒錯者にばかり拘るのだ(性転換についても語られるが)。




特にジェンダー的に問題はなく、主人公は男として生きているが女装趣味があるというところだ。
まあ、止められないところが、本人の困っているものではあるが。
観終わってから知ったのだが、エド・ウッド自身が服装倒錯者で、わりと悩んだそうで、要するに自分の苦悩を映画化したようだ。
更に主人公ダニエル・デイヴィスとはエド・ウッドなんだと。
結構やるじゃん、と思ったが。確かに役者として十分いける人ではないか、、、。

そもそもこのエド・ウッドという人、役者かプロヂューサーか、原案を出す人であれば、結構良い成果を上げていたのではと思う。
何で監督に拘ってしまったのか。服装倒錯に執着したように離れられなかったのか。
この人の場合、服装倒錯より監督への拘りの方が治すべき病いであった気がする。

ホントに向いてないと思う。
ともかく語り部の噺が、おどろおどろしく、くどく、お説教がましく、鬱陶しいのだ。
セリフも多いし。
映画は絵で語らないと。極力解説めいた語りを無くして。音楽は効果的に使っても。
いちいち語りの後で雷を鳴らす必然性もないと思うが、、、どういうセンスなのか。



女装趣味だけなら、相手の女性(恋人)に打ち明けて理解してもらえば何とかなる問題ではないかと思いつつ観てゆくが、、、
(勿論、その時代であれば、外を歩くと逮捕される危険があるから控える必要はあろうが)。
「未知の世界にどう向かい合うか分からないために、結局別れることとなる」ケースが多いという。
実際、当時はそうだったのだろう。
(確かに自殺して欲望を墓に持って行った者もいるケースも描かれていた)。

スマートに作ればNHKのLGBTを考える教養番組のビデオとしても使えそうなものでもあるが、作りがあまりにくどくおどろおどろしいのだ。そして40分を過ぎたあたりから謎の演出が延々と続く、、、。
これには、毒々しい解説をしていたベラ・ルゴシも無言になる。
もしかしたら彼もこの一連のシーンが何なんだかわけがわからなかったのでは、、、
勿論、わたしも意味不明である。
BGMも充分おかしい。



やはり長い。長く感じる映画なのだ。
観ることに苦痛が伴う。
何で映画を観るのに苦しまなければならぬのか、、、。
ホントに監督に向いてない人だと感心する。
一番自分に合わない職業に拘ってしまったのも、ここで精神科医が何度も説明していた患者の幼少期の家庭環境によるものか。
親が、女の子が欲しくて自分の性を否定して育てられたなどのケースはよく耳にするが。
監督という職業には何が原因で拘ったのだろうか。


結局、このカップルは、彼女の愛でその倒錯癖が治り、めでたしめでたしということであった。
だが世界には多くの救われないグレンがいるのだ、、、
(その通りだろうが)。

ベラ・ルゴシの「気をつけろ。気をつけろ」という語りが印象に残る。
ホントに気をつけたい。



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これを買う人には敬意を表したい





隣の影



Undir trénu
2017
アイスランド・デンマーク・ポーランド・ドイツ

ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン監督

ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン、、、アトリ(妻に家を追い出された男)
エッダ・ビヨルグヴィンズドッテル、、、インガ(アトリの母親)
シグルヅル・シグルヨンソン、、、バルドウィン(アトリの父親)
ソルステイン・バフマン、、、コンラウズ(バルドウィンとインガ夫妻の隣人)
セルマ・ビヨルンズドッテル、、、エイビョルグ(コンラウズの妻)
ラウラ・ヨハナ・ヨンズドッテル、、、アグネス(アトリの妻)


アイスランド語である。
なかなかエキゾチック。
しかし人の考え方、感じ方がとても日本人と似ている。
(いい大人がと思うが、実際こんなものだろう)。
とても近いものを感じた。隣の芝生は羨望の象徴ともなるが、でかい木となると影が暗い陰を落とす。
猫もどこも同じで、独自の時間を生きている。他者である。



この噺は、日本でも十分通用してしまう(住宅事情も含め)。
隣の木が原因でうちの庭に陰が出来てしまうから何とかしてくれ。
隣の家同士で、これが発端となりとんだことになってしまう。
途中でインガの可愛がっていた猫が暫く姿を消す。
これが彼女の思い込みが狂気に変貌する流れを作る(事態が加速する)。
そしてついにもとには戻れない決定打として隣の犬の剥製化である。完全にレッドゾーンを超えてしまった。

一度疑心暗鬼となると、ちょっとした変化や事故もすべて隣の住人の仕業~企みとなってゆく。
関係ないことまですべてが隣の引き起こしたことであり、諸悪の根源となる。
他者を見失う。全てが自己幻想~妄想の中に閉じてしまう。
妄想が自動的に増幅するのだ。そして機械的に振り回されるとなれば主体はその肥大した妄想自体に他ならない。
そして惨憺たる事態を引き起こし、完全に修復不可能な状況になったところに、素知らぬ顔で猫が旅から帰ってくる。
これまでの悲惨極まりない滑稽な攻防の幕引きにはぴったりだ、と笑いが込み上げるものだ。
皮肉と言いうには余りに滑稽すぎて、、、。

日光浴に差し支えるから大きな木の剪定を頼むよ、からお互いの家の器物損壊、タイヤのパンク、猫の謎の失踪、そして報復の犬殺し、、、
(猫はもともと謎の生き物であり、アトリが言ったように時折、長旅に出てゆく都合もある)。
果ては実力行使で木を倒したらその警戒に外でテントに寝ていた息子を直撃。
切ったのは隣の旦那だがその木を旦那ごと押し倒したのは息子の父である。
向こうは事故だと主張するが、息子の父は犯行を認めろと詰め寄り、結局殺し合いとなる羽目に(笑。



確かに険悪な関係を作ってしまった後で猫が勝手にどこかに出かけていなくなれば、心配で不安が募るだろう。
そしてその不安の解消のため、報復という形で隣にぶつけてしまう。
(このパタンはスケールを変えて様々な局面にも現れる。国家間にも)。
隣の大切に飼っている犬を剥製にして玄関口に置いておくのだ。
挑発というより、もう狂気の世界である。
これは飼い主にとって飛んでもなくショックに違いない。
ここで完全に常軌を逸した、戻ることのできない流れとなる。
(人間的理性などこれ程脆いものか)。


一番の諍いの元を作った頑迷なインガが茶を飲んでいるとき、窓辺の下に猫が優雅な身のこなしで戻ってくるではないか、、、。
息子は重傷で入院しかも離婚が決まり家は崩壊、自分の亭主と隣の亭主は同士討ちで死亡。向こうの奥さんは犬を剥製にされてからショックで寝込み、一番何でもないのは、恐らく元凶ともいえるインガであろうが、、、
ゆったりとしたお茶の時間に何を思うか、、、。



間違いなくドギツイブラックコメディであった。
猫には何の関係もない世界である。
(わたしもこんなところにいたら、猫のように暮らしたい)。
邦画にも充分リメイク出来る世界観ではあるが、わざわざ作るものでもあるまい。
これ一本でたくさん(いや似たものを他で観たような気もする)。

わざと何も書かなかったのだが(他はくどく書いておいて)、アトリという息子夫婦の問題を幼い少女も出してこの一件にどう絡めようとしたのか、いまひとつ意図が分からなかった。兄の失踪から母インガの精神状態が思わしくなくなったことは分かるが、その弟夫婦~妻を裏切り離婚を切り出されて悶々とする男の問題はまた異質であろう。
今一つ余計な絡みに思えた。




まあ、いずれにせよどこも同じようなもんだな~という認識をグロテスクなかたちでさせる映画であった。
よくできているが二度も見るような作品ではない。





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ルームロンダリング



2018年

片桐健滋 監督・脚本
梅本竜矢 脚本

池田エライザ、、、八雲御子
渋川清彦、、、春日公比古 (パンクロッカーの幽霊)
伊藤健太郎、、、虹川亜樹人 (御子のアパートの隣の住人)
光宗薫、、、千夏本悠希 (コスプレOLの幽霊)
オダギリジョー、、、雷土悟郎(御子の叔父)
渡辺えり、、、御子の祖母
つみき みほ、、、御子の母
木下隆行、、、警官(サイコ殺人犯)


事故物件に暫く住み、何事もなくそこを出てゆけば、次からは綺麗な物件として蘇るとは知らなかった。
まさにマネーロンダリングみたいなものね(笑。



霊が見える体質とのことだが、周波数が合えば大概のものは見えたり感知出来たりするものらしい。
事故物件というからには、自殺したり殺されたりした人なのだろうが、あまり良い体質~周波数には思えないが。
こういう例以外にも自分が死んだことに気づかず、界隈をウロチョロしている霊にせよ、見えるのならさっさと行くべきところにお行きなさいと諭すべきか。メンドクサイものだ。
まともな霊なら見える見えない以前に、この次元に留まってはいないだろう。
ヒロインの御子は絵が好きで、いつか美大に行こうとしている女子である。イラストレーター志望とか。

物質的状態から離れたらまさに桎梏から解かれる思いのままの世界だと思う。
何故、この肉体の過程を踏まなければならぬのかが理解できない。
制限を楽しむ段階なのか。
余りに制限キツイのだけど(笑。
まあこれはこれでよしとして、、、良くないが(爆。



話は何だっけ。
一族~家族か?皆が霊が見えてしまって鬱陶しいということから家族がバラバラとなり、御子は18のとき引き取ってもらった祖母も亡くなり、天涯孤独の身になってしまう。幸い怪しい稼業で儲けている叔父が彼女の面倒をみることとなるが、バイトとしてルームロンダリングという乙な仕事を請け負うこととなる。借り手の付かない事故物件に一定期間住んでその部屋をクリーンな通常物件に戻す商売だ。オマケに彼女はそこに自縛する霊がしっかり見えて話せる~付き合えるのだ(好き好んで関わる気はないのだが)。
自殺したパンクロッカーはデモテープを彼女にレコード会社へ送ってもらいその曲が認められ、刺されて殺されたコスプレOLは、彼女に似顔絵を描いてもらい犯人を特定でき、二人ともお礼を言って成仏したみたいである。

彼女は霊が見えることで、何か良いことがあったのか、、、。
ともかく人は自分の置かれた環境と能力を最大限に活かして生きてゆくしかない。
彼女は死人との関係を活かして自己実現へと持って行けたのか、生きた彼氏も作ることが出来たのか、、、。
微妙であるが、、、
とても逢いたかった母との再会を果たしたかと思ったらすでに向こうは霊だったという、ほぼ生身も幽霊も彼女にとっては同じ画像であることが、何とも皮肉というか、、、。触れられないだけ。



しかしパンクロッカーが認められないことで自殺するか?レコード会社にすんなり認められるような音ではすでにパンクではないはず。
死ぬ前に死んでるではないか。というよりすでにこの時期、パンクというものがあったとすればスタイルとして形骸化したもの~おチャラけたポップとして名称だけ残っていたという感じか。
御子に犯人の似顔絵を描いてもらい、凄い!そっくりなどと称賛していた幽霊OLは、絵が上手いことでもてはやされている光宗薫であることが面白い。彼女は女優より、もう何度も個展を開いている画家として有名である。

御子の隣の部屋の住人である虹川は、ひところ轢き逃げで世を騒がせた伊藤健太郎ではないか。わたしは最近はTVの無い部屋にいることが多いため三面記事関係はほぼ何も知らぬが、この頃はお昼のワイドショーなどなんとなく見ていたものだ。
僕は隣の人が声をあげて助けを求めていたのに無視して聞かなかったふりをしてしまいその結果彼女を死なせてしまったのかも、、、もうそんなことがないように隣の人のことをちゃんと知っておきたい、、、とかいったことを話していたが、その後の実生活には生きなかったのね。



光宗薫女史にはそのうち田中道子さんと共におもいきり絵を描く映画にでも出てもらいたいものだ。それはそれで面白いはず。
池田エライザ女史は監督やったりミュージシャンやったりとこれまた多彩だが、まず監督作を近いうちに観たい。音楽の方もTVで聴いたがギターともどもなかなかのものであった。今後に期待したい。この映画ではやたらと可愛らしい役であったが。



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イニシエーション・ナイト 血塗られた女子寮



American Horror House
2012
アメリカ

ダリン・スコット監督

アレッサンドラ・トレサーニ、、、ダリア
キャメロン・ディーン・スチュワート、、、デレク
デイヴ・デイヴィス、、、リットル
モーガンフェアチャイルド、、、ミスマーゴット、ローズマリー(寮主)
サリーナ・デュプレシス、、、サラ
ジャッキータトル、、、コリーン
イザベル・クエバ、、、ミスペナ(ダイオリンの先生)
グラレン・ブライアントバンクス、、、ゲージナルドハモンド探偵


アメリカには、カルト教団めいた組織~共同体がシッカリ存在している。
ある意味、不思議な国だ。
多様な人種による自由な国というイメージがあるかたわら、、、。
(確かに相変わらず人種差別はニュースを騒がせてもいるにせよ)。

とりあえず、青春モノとホラーモノに必要な要素はぎっしり詰まっていて、効率よく展開してゆく。
適度な御色気も嫌みがなく、ドギツイスプラッターもなく、探偵が第三者として微妙な案内役ともなり特に過不足もない。
この辺の手際は良いというか定石どおりにソツなく流れる。
それにしても、基本的な疑問だが、何でこんなに過酷でバカバカしい儀式(イニシエーション)を経てまで「女子社交クラブ」なんてものに入りたがるのか、、、それを謂っちゃあ御しまいだよ、そもそも物語が始まらないってとこだろうけど、この全体主義~協調圧力は滑稽ながら凄いものがある。何で拘るのかそれ自体がわたしにとっては謎である。

大学の学生寮に入ってしまうと、こういう流れに取り込まれるというなら、自宅かアパート借りてそこから通学したいものだ。
そういえば、女子寮には怖い女子リーダーがいて皆戦々恐々としている映画は似たようなのを幾つか観た覚えもある。
この作品もそういう女子グループが幅を利かせ、入会テストと称して新入生に飛んでもないノルマを課す。
それをクリアしようと頑張る新入生であるが、そこに寮に潜む悪霊たちが絡み、無残にも殺されてゆく。
殺すのは彼女たちばかりではなく、その他の学生も皆殺しにしてゆくのだ。
(そこまでやるかとも思うが、ここの寮主は徹底している)。

普通、ヒロインと思しき娘は最後まで生き残って、こちらも安堵感を味わってエンディングとなるところだが、本作では結局、悪霊の親玉の寮主の采配で学生全員が殺されてしまう。
果敢に挑んだヒロインもあえなくやられてしまい、ゾンビみたいな寮主の手下のひとりに最後にはなっていた、、、。
策は無いが結構頑張っていたのに、、、。
寮主の部屋に忍び込み、彼女の秘密のノートまで読んでいるのだから、そこから何か撃退方法など探し出すシーンもあって良い。
いまひとつ物足りない感は拭えないところ。

最後はまた何事もなかったかのように新たな学生が寮に入って来る。
これではエンドレスではないか、という感じで終わるのだが、かえって凡庸に思う。こういうパタンも既視感がたっぷり。
あのヒロインが火事場の馬鹿力からもうひと捻り妙案が浮かび、絶体絶命のところを大逆転の展開があってもよかったはず。
この流れを終わらせてスッキリの方がワンランク上がる作品だと思った。



キャストは皆地味な感じであったが、この映画には合っていた(皆薄い感じの人々なのだ)。
特にヒロインが度胸のある元気なヤンチャ娘で面白い。



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美しき生首の禍



The Brain That Wouldn't Die
1962
アメリカ

ジョセフ・グリーン監督・脚本
レックス・カールトン原作

ハーヴ・エヴァース 、、、ビル・コートナー(天才外科医)
ヴァージニア・リース 、、、ジャン・コンプトン(恋人、首だけで出演)
レスリー・ダニエルズ 、、、カート(助手の外科医)
アデール・ラモント 、、、ドリス・パウエル
ローラ・メイソン 、、、ドナ・ウィルソン
ブルース・ブライトン 、、、ビルの父、博士


マッドサイエンティストが人体実験の果て、恋人の首に他の身体をくっつけようとして破綻する噺。
画質は大変クリアで良かった。
演出や撮影はしっかりしており、シンプルなディテールでそれらしさと臨場感を出していた。
特に手術のシーンと車の事故に繋がる暴走シーンなど。
分かり易い伏線と展開もよい。

首だけテーブルに乗っているのが、高尾山で観たトリックアートを思い出し笑ってしまった。
大体、自動車事故後、主人公は恋人の首だけ持って何とか帰ってきたが、そんなに奇麗にスパッと首が切れるって、どういう事故なのか。
確率薄い首チョンパである。
実験におあつらえ向き過ぎないか。
(助からない事故に遭った体から首だけ切断というのならまだ分かるのだが)。

彼女は彼女で、頭だけで笑うのは不可能のはず。いや喋るのも無理だ。
不気味過ぎるからやめてくれ(笑。
頭だけで考えるというのも実は難しいはずだが、、、。
あの循環する液体というのがミソなのだろうが。
それでかえって彼女(の頭)は冴えわたってしまうと、、、。
それはそれで面白い。
結局、魂の問題にまで思弁的にもってゆくのかと期待もしたが、単に人体切り貼り(人体移植)にひたすら快感を覚える元婚約者に対する復讐の念に燃えるのみ。

トリックアートだ、と言いたくなる絵でもあるが、それも文脈から言ってそりゃ無理(爆。
マッドサイエンティストが、首だけになった恋人の体にピッタリの女性を物色してゆく過程の光景がまた何とも言えずシュール。
リアリティがあるとは言えないが、無いとも言えない流れで結局、昔酷い目に遭わせた女性に行きつく。
彼女は、現在絵のモデルをしており、恋人の体に使うにはうってつけであった。

変に倫理的で厳格な人(父や首だけの恋人)とマッドサイエンティストの対比を狙っているにせよ、ちょっと理屈がうっとおしい。
もう少しあそこは、さらっと流してもよかったのでは。

首だけになったところで、透視能力みたいなパワーが増し、クローゼットの中に封印された実験で失敗したクリーチャーと交信してしてしまう。ここはなかなか斬新なところ。
自分がマッドサイエンティストのかつての婚約者に他の体をくっつけられることを察し彼女~首は強く拒否し嫌悪感を抱く。
そしてクリーチャーと力を合わせて婚約者でもあったマッドサイエンティストを倒そうと約束する。
鍵を破って出て来たクリーチャーは、わざとらしく惨い姿であった。
研究室はもみ合っているうちに火事になり火が回ってゆく。
クリーチャーは、助手を殺し主人公にも噛みつき深手を負わせ、彼が恋人の体に使おうと手に入れたモデルを助けさらって行く。
ちょっとこの辺の姿はフランケンシュタインを想わせる。

ヒロインはその後、どうなるのか。
何度も「わたしを死なせて」と言っていたからそのまま火に包まれて死んでゆくのか。
クリーチャーと気を失っているモデルはその後、どうしたのか。
噛みつかれて酷い傷を負ったがまだ生きているマッドサイエンティストもそのまま大人しく死ぬタマとも思えない。


続編など念頭にはなかったようだが、作れば出来る余地は残していたと思うが、、、。




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愛怨峡



1937年

溝口健二 監督
依田義賢、溝口健二 脚本
川口松太郎 原作

山路ふみ子 、、、村上ふみ
河津清三郎 、、、鈴木芳太郎
清水将夫 、、、 旅館の若主人滝沢謙吉
三桝豊 、、、謙吉の父安造
明晴江 、、、謙吉の母おしん
加藤精一 、、、ふみの伯父村上藤兵衛
田中春男 、、、謙吉の友人広瀬恒夫
野辺かほる 、、、広瀬の妻里子
浦辺粂子 、、、産婆村井ウメ


フィルムの荒れようが凄いため、いつ頃の映画かと思ったが、「祇園の姉妹」の後に作られた映画だという。
あの名作の次の作品と言われれば確かに内容的にはよくできた映画であることは分かるが、余程保管~管理が悪い状態であったのだろう。
場面的に飛んでしまっているところもある。勿体ない。
そういえば、「祇園の姉妹」も一部フィルムが欠損していた。
このような傑作フィルムの管理・保管は文化において大切なことだと思うが。



引いたロングショットは相変わらずで、特に女性が走ってくるロングショットが好きな監督だ。
ゴダールもそこに着目していた。小津も溝口も彼ならではの身体性~物質的特性がはっきり感じられるものだ。

内容としては、純朴なふみが逞しく強かになってゆくのが、若旦那健吉との対比もあり、面白く痛快であった。
もっとやれと応援したくなる(笑。
溝口作品の例に漏れずヒロインは過酷な試練には遭うが、この作品はちょいと違う。
如何にも世間知らずの依存的なヒロインが経験を積む度に豹変してゆくのだ。



男気のある爽やかなヤクザ者芳太郎と優柔不断で女々しい謙吉との対比も面白い。
カッコつけるお兄ちゃんと未練がましい若旦那との間にあっては、、、
まあ、こうなってゆくよね、と思う方向へと流れてゆく。
その辺は分かりやすいが、ダレルことなど微塵もなく面白く展開して行く。
何より自分の子供を守るという意志が絶大なパワーを生み出し、女~母は向かうところ敵なしという感じになる(笑。

溝口映画のヒロインが無限に辛酸をなめ暗闇に落ちてゆくよくあるパタンではなく、芳太郎とふみの夫婦漫才でカラッと明るく希望を感じさせる舞台で閉じてゆくところが、らしくなくて、わたしにはとてもホッとさせられるところであった。
こういうエンディングの方が良い。
わたしは断然こっちの方が好きだ(笑。



しかし赤ん坊を生んだばかりの時期から2年くらいは里子に出していた。
これは愛着関係の形成において懸念すべきところ。
少なくとも3歳までは母親の元に置いておきたい。
誰かに食べさせてもらい自身は子育てに専念する。
その後、忙しくて里子にちょっと出しても後に大きな障害は生むまい。

まあ、父は義父となるが、この漫才夫婦なら良い子を育てることは間違いない。
若旦那はふみに対しても実の子に対しても、自己愛の延長でしか接することは出来ないことは確か。
相手のことがホントに思いやれる関係の中でしか健康な人間関係は育まれない。



明るいエンディングの溝口映画であった。
良かった。



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座敷荒らしの件



今朝、書庫を見て唖然とした。
何と昨日、落下したもの、壊れたものを直して元通りにして置いたはずが、全く同じものが同じように落下しているではないか。
昨日と同じ光景!
SFだ。
と喜ぶ訳にはゆかない。
被害の当事者である。
その余裕はない。

とその時、猛スピードで左前方の棚の陰に身を潜める影あり。
その姿をメモリーから読み出し吟味すると、デカイ鼠に他ならない。
フリーズした。
かつて人類と湿地帯を巡り長い闘争を繰り返してきたライバルではないか。
決着はまだついてないぞと、ゲリラ戦を挑んできたのか。
メンドクサイ奴である。
そういうのは一番、苦手。

わたしはできれば「ぼのぼのくん」に出てくるようなリスだったらいいなと、そう思いたかったのだが、現実はやはりもっとも想像しやすい相手であった。
物音ひとつ立てずに立て籠もっている。連綿と続く、ゲリラ戦術に長けた連中。
その角の奥~漆黒の闇、いやブラックホールに、どれほどの菌と糞が溜まってゆくのだろうか、、、
キツイ。渋い。ちょっと無理。
そこで「すみっコぐらし」を続ける敵に対しどういう対応があるかご近所の娘さんが獣医をされているお宅に連絡すると、、罠にかけるか、毒を食わせる、に限るとご返答(娘さんではなくお父さん)。
そして間髪を入れず奥さんがやってきて毒餌を分けてくださった。
助かる。どうやらこの界隈は太ってでかい鼠がウロチョロしている昨今だそうだ。
きっとどこかの家から追い払われたものがたまたま扉の開いていた間抜けな離れにここぞとばかり乱入してきたのだろう。

ただし奥さんが言われるには、ネズミは頭が良いから、毒餌を警戒して食べないかも知れないと。しかも餌はすぐに効くというより徐々に効いてくるものだと。
う~ん、なるほど。ならば車でホームセンターに駆け付け、罠とやらも購入せねばなるまい、とくる。
業者用超強力捕獲シート10枚入りを購入する。
敵が単体である保証はなく、複数で入ってきていれば、枚数も必要と考えた。
しかもそのシートに上手く乗っかってくれるかどうか、ジャンプ力はどれくらいのものなのだろうか、とか。

貰った毒餌を二か所、超強力ねばねばシートを前日、今日と確実にジャンプの起点にしている場所三か所に置く。
それにわたしは彼(彼女)の潜んでいる場所は知っているのだ。出てくる先に餌とシートを置いておけば、引っかかる確率は大変高いものとなろう。
暫くは持久戦となるはずなので、自分の食べるものをたらふく買ってアパートに帰る。
恐らく窓を開けっぱなしにしたであろう娘に、夜になったら書庫を確認して、掛かっていたら片付けてねと言っておく。
勿論嫌がったが、ママと一緒に協力してやって。そうしないと悪い菌が広がって大変だゾウ~とだけ念を押す。
五分五分というところかな~と、ひとり鰻丼食べつつ映画をみながら思っていると、電話で一匹罠に貼り付いて死んでいるという報告。
それを片付けた後、そのままにして置き、周りの環境と餌と罠に異変が起きないか翌朝また観察することにした。
もし特に変化がなければ、複数匹で入っていなかったこと、対応が早かったことが幸いしたといえるか。
後は念入りの消毒作業となる。

そんなこんなで今日も溝口映画の感想が書けなかった。
まずい。もう忘れかけている。
新たに映画見てしまったしなあ、、、。
明日にでも書かないと、今のわたしでは、無理かも、、、。

今日も、おちびからアップ。やはり字が小さい。目が疲れた。









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